・短期投資ではなく、大ケガする前に長期投資へ切り替えろ
・暴落はいつ起きるのか
・ネットで話題のレバナスとは
・毎月1000円ずつ投資している銘柄
このような記事がありました。似たような記事をよく見ますが。
それらをまとめると、
・上昇しているときは攻めたくなる
・でも暴落は怖い
・少しずつでも投資の勉強をしよう
というところでしょうか。
昨年以降、株価は急上昇を続けています。
なので、最近始めた人は暴落を知らないかもしれません。(私もですが)
そして、なんだかよく分からないから預貯金で良いや、って人も多いと思います。
まず。毎月1000ずつの投資について。
1000円なら、年に1.2万円。10年でも12万円。
1000円なんて投資する意味がない、それなら使った方が良い、というコメントも見かけました。
その金額なら分散投資する意味が無い、というコメントもありました。
が。
そもそも、そういう趣旨では無いと思います。
投資をしたことが無い人に「1000円から投資を体験してみよう」という話です。
その記事では、全世界株式ファンド、8資産バランスファンド、債券を含むファンド、
が紹介されていました。
それに対し、全世界株式と8資産の両方を買う意味が無い、債券は不要、などのコメントもありました。
投資に慣れている方なら、それでも良いと思います。でも投資したことの無い人が違いを体感するという意味ではアリだと思います。ずっとその3つに投資し続けるというのなら別ですが。
簡単に言うと、値動きが
全世界株式>8資産バランス>債券
だということですね。
債券は儲からないけど損もしにくい、全世界株式は儲かるけど大損もする、って感じでしょうか。8資産はその中間だと言いたいところですが、場合によっては全世界株式よりもダメなことがあります。
その3つを買うと、値動きの違いが分かります。
そのうえで、自分にあったものに投資しましょうって話です。
ずっと毎月1000円投資しようって意味では無いと思います。
もちろんベストなのは つみたてNISAやiDeCoを上限まで活用することですが、金銭的に余裕が無いのであれば、預貯金を増やしつつ徐々にで良いと思います。
次にレバナスについて。
このブログでもよく話題にしているのですが、米国の主要な株価指数の1つであるNASDAQ100に投資するレバレッジファンドのことです。(厳密には違いますが)
「日々の基準価額の値動きがNASDAQ100指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度となることをめざします。」と書かれており、詳細は省きますが通常のNASDAQ100のファンドよりも値動きが大きくなります。
つまり、最近は株価が上がっているので攻めようってことです。
もちろん上昇時は儲かりますが、下落時も大損します。
そして、いつ暴落するのかは誰にも分かりません。
そのため、短期で儲かるからとレバナスだけで攻めるのではなく、全世界株式等をメインに長期投資しましょうって話ですね。
米国株式ファンドに投資していれば儲かるのか。その答えは「個別株と違って株価指数への投資なので、中長期的には ほぼ間違いなく儲かる」でしょうか。
それを理解したうえでのレバナスならアリですね。
結局、重要なのは
下落時に耐えられるか
ですね。
中長期的には ほぼ間違いなく儲かるとしても、暴落があった際には数年以上 儲からないかもしれません。短期的な値動きに耐えられずに売ってしまっては意味が無いです。
私の話ですが。
2017年末に投資を始めました。
当時は上昇を続けていて、簡単にプラスになりました。
投資って簡単だなぁ、よし追加投資しよう、って感じでした。
ところが、2018年は下落。ずっとマイナスでした。
積み立て投資に不安になりながらも続け、2019年。
徐々にプラスに転じ、十数万程度の黒字(含み益)になりました。
これからが楽しみだなぁと思った2020年。
コロナで大暴落し、100万以上の赤字(含み損)になりました。
それでも投資を続け、2020年末には100万の黒字に。
そして、その後も増え続け、今年は350万以上の黒字です。
2018年に増えないからと止めていても今は無いですし、
2020年に100万の赤字になって止めていても今は無いです。
もしかしたら、暴落でまた赤字になるかもしれません。
レバナスは2019年末頃から積立投資をしており、現在は+130%くらいです。
つまり、倍以上になってます。
ただ、50%程度の増減は結構な頻度で有るという印象で、また戻ると分かっていてもレバナスだけだと怖いです。
(直近だと9月+120%→10月+80%→11月+130%てのがありました)
増やしたいなら投資額を増やすかレバナス等で攻めるしかないです。
下落が怖いなら投資額を減らすか債券等の比率を上げるしかないです。
1000万なら5%上昇で50万増えますが、10万なら5千円しか増えません。
1000万なら1%下落でも10万減りますが、10万なら千円しか減りません。
一般的に資金が少ないときは株の比率を上げて増やし、徐々に比率を下げて資金を守ると言われています。ただ、結局はどれだけ下落に耐えられるか、だと思います。
ただ、家を建てたいから500万をレバナスで1000万にしよう、とかはダメです。
あくまで余剰資金でやるのが投資です。
だから「1000円からで良いので投資しよう」です。
投資のために日常生活を犠牲にする方も居るようですが、それはおススメできないですね。
例えば月2万の余剰資金があるなら1.5万は預貯金して5000円は投資に、預貯金がある程度の額になり いざという時に大丈夫だと思えるようになったら投資の比率を上げていく、というような感じですね。
投資額が大きくなると、当然増減も激しくなります。でも何度も増減の経験をしてきたのなら、乗り越えられると思います。